診療内容
脳神経外科、脳神経内科、内科、漢方内科、健康診断、予防接種
診療時間・外来担当
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
午前 | 9:00~12:00 | 中野 | 院長 | 院長 | 院長 | 院長 | 院長 |
午後 | 14:30~17:30 | 中野 | 院長 | 院長 | ― | 院長 | ― |
休診日:木曜午後、土曜午後、日曜、祭日
※ 漢方外来は院長・中野医師が担当します。
ご挨拶
当院は1992年の開院以来、32年間にわたり脳卒中の予防に特化した医療を提供してきました。私たちが特に重視しているのは動脈硬化の防止であり、これを達成するためには生活習慣病の改善が必要不可欠です。高血圧、糖尿病、高脂血症といった疾患は、「死の三重奏」とも称され、健康への深刻な影響を及ぼします。これらの疾患はすべて動脈硬化を引き起こし、その予防と管理は脳卒中の予防にとって重要です。
世界の医療界で非常に尊敬される内科医ウィリアム・オスラーの名言に、「人は血管とともに老いる」という言葉があります。言い換えれば、西洋医学では血管・血流を重視します。事実、脳神経外科、心臓血管外科の進歩は人類に非常な恩恵を与えています。
一方、東洋医学は「人間は水でできている」と考え、体内を流れる水分も重視します。人間の体は大部分が水分で構成され、乳幼児では約75%、成人では約50〜60%、老年期では約45%となります。体の水分の割合は年齢とともに減少します。血流は血管の中を流れますが、体内の水はどこを流れるのでしょうか?それは、体の隅々を流れる間質です。
東洋医学では、体内を流れる血液だけでなく水分も重要と考えます。前者を営気、後者を衛気といいます。つまり、血液と水には氣が一緒に流れていると考えます。
例えば、こむら返りには芍薬甘草湯、天気頭痛には五苓散、認知症のせん妄には抑肝散が効果があることが、西洋医学的にも認識されています。
私たちは西洋医学と東洋医学の結合「中西医結合」を実践しています。すなわち、病気の早期発見には全身CTなどの先進医療機器による診断を行い、脳卒中があれば専門医療機関に紹介します。しかし、検査で異常を認めない心身の不調や頭痛・めまい・坐骨神経痛などには、漢方治療も行っています。
これからも「中西医結合」を通じて、病気の予防と治療の両方に対応していきたいと思っています。